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矯正歯科のよくある質問

矯正治療のよくある質問

学校検診で歯並びについて指摘があったのですが、放置すると良くないのですか?

不正咬合(歯並びの悪い状態)の程度にもよりますが、そのままにしておくと顎や顔面の正常な成長を阻害することがあります。
また、今すぐに問題は起こらなくても歯磨きがしにくい、それによりむし歯になることもあります。
さらには、歯に無理な力がかかることで歯ぐきが下がり、そこから痛みが出たり知覚過敏が起きたりと様々な悪影響を及ぼします。ですので、長期的にみれば歯の寿命を縮める可能性があります。

食事や会話に影響しませんか?

治療開始直後は違和感があり、食事がしにくくなることもありますが、ほとんどの方が徐々に慣れてこられますので心配ないと思います。

いつ頃始めればいいのですか?

受け口などのように歯が本来の位置と反対に咬んでしまうものは、お子さんの協力が得られるようになれば、乳歯の間でもできるだけ早い方がいいと考えています。歯が重なっているような歯並びであれば永久歯が生え始める6~7歳くらいから開始しても十分間に合います。また、それを超えれば治療が出来ないということはありませんので、お気軽にご相談ください。

むし歯治療と同時に矯正できますか?

矯正器具が口に入ると歯を固定するところなどが治療困難な部位となりますので、むし歯を治してから矯正を始めることが一般的です。
ただし小児の床矯正や咬みあわせの面の小さなむし歯であれば、並行して治療できる場合もあります。

歯に冠をかぶせているのですが、矯正治療は可能ですか?

はい、問題ありません。ただし今の歯並びに合わせて作っているものなので治療前に外す場合や、治療後作り替えが必要になることが多くあります。
矯正治療は可能ですので、ご安心下さい。

歯周病の治療と同時に矯正できますか?

歯周病が重度の場合には矯正治療が出来ないことがあります。
また初期から中期の歯周病でも、矯正を始める前に歯周病の治療が必要です。

歯がないところがあるのですが矯正できますか?

生まれつき歯がない場合にはほぼ問題ありません。むし歯や歯周病で歯がなくなっている場合には診査が必要になりますから一度お越しください。

矯正治療が目立たないか心配です

確かに表側矯正は目立ってしまいますが、矯正治療には目立たずに行なうことも出来ます。具体的には、透明のブラケット装置を使用することも可能です。また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)では透明の歯科用プラスチックを使っておりますのでほとんど目立ちません。

矯正治療に痛みはありますか?

個人差はございますが、装着して最初の2,3日は歯に痛みを感じます。しかし数日で、お食事等も違和感なく食べていただけます。なお、表側矯正よりもマウスピース型矯正装置の方が、軽度の痛みで済みます。マウスピース型矯正装置は、歯全体を覆いながら、弱い力で徐々に歯を動かす方法です。歯にかかる力も少ないため、早々に慣れる方がほとんどです。また、ワイヤーやブラケットで口腔内を傷つける心配がない点でも、痛みが少ない矯正方法といえます。

歯を削らないといけませんか?

健康な歯を損なわない矯正治療が、一番気をつけている点です。
しかし、理想の歯並びを叶えるため、どうしても歯の調整が必要な場合がございます。
その際は、患者様に重々説明の上、合意をしていただき、歯を削る処置(IPR)を行います。

治療に抜歯は必要ですか?

できる限り歯を抜かない治療を心がけております。しかし、症状によってどうしても必要な場合は、患者様の合意の上で抜歯を行います。抜歯以外の方法として、歯の表面を削り、矯正に必要なスペースを確保する歯間研磨(IPR)をご提案させていただくこともございます。
抜歯をせずに行なったことで、出っ歯になってしまうこともあります。ですので、抜歯・非抜歯の矯正かの判断を慎重に行なわせていただきます。

通院の頻度をおしえてください。

一般的な矯正治療方法では平均して、1~2ヵ月ごとにご来院いただき、装置の調整を行います。マウスピース型矯正装置に関しては、一度に複数個お渡しして通院間隔をあけることも可能です。その際の矯正期間は長くなりますので、ご了承ください。

矯正で、口もとを綺麗にしたいです。

あくまで歯並びの治療のため、顎など骨格自体の矯正は行えません。しかし、正しい歯並びにすることで、症状によっては緩和されることもございます。
顎への治療が必要な場合には、外科的に行なうことも出来ます。

妊娠中でも矯正はできますか?

治療前の検査にはレントゲン撮影が含まれます。妊娠中の患者様にはご利用いただけないため、検査を含めた治療の実施はご出産後となります。妊娠前に検査がお済みの場合は、そのまま矯正治療を受けていただくことが可能です。矯正装置に胎児への影響はございませんが、通院頻度などについては担当医にご相談ください

差し歯やブリッジがあっても、マウスピース矯正は可能ですか?

ブリッジ・差し歯がある場合も、マウスピースでの矯正は問題ありません。場合によっては、ブリッジを切断し、差し歯の調整なども行うことがあります。実際の処置は、口腔内の状態によって歯科医師が判断いたしますので、ぜひ一度ご来院ください。

マウスピースを装着すると、話しづらいでしょうか?

個人差はありますが、装着して数日で普段通りに話せるようになる方がほとんどです。マウスピースは非常に薄く作られており、発音時の違和感も軽減されています。人前でお話しすることが多い職業の方にも、好まれる矯正方法です。

矯正中の食事で気を付けないといけないことはありますか?

表側矯正などの固定式装置をご使用の間は、固いもの(氷、ナッツ類、おせんべいなど)、歯にひっつくもの(ガム、キャラメル、お餅など)は避けてください。その他、歯に負担がかかる食べ方もお控えください。装置が破損、脱離する可能性がございます。健康な歯並びのために、食事にも気を付けましょう。

矯正終了後、どれくらいの期間リテーナー(保定装置)をつけないといけませんか?

個人差はありますが、通常の保定期間は2~3年です。着脱可能なリテーナーの場合、最初の半年から1年は1日中の装着が必要ですが、その後は就寝時のみや週に1回のみといった頻度に減らしていきます。歯が安定しているように感じられても、日常生活の中で歯は微妙に動いてしまいます。保定期間が終了しても、定期的にリテーナーを使用することで美しい歯並びを維持することができます。リテーナーの使用については、担当の歯科医と相談しながら進めると良いでしょう。

小児矯正のよくある質問

子ども矯正はいつから始めたら良いですか?

子供の矯正治療は、通常7歳までに歯並びのチェックを受けることが勧められています。歯並びの症状は、歯の生え方と顎の骨構造の問題の相互作用によって異なります。治療の期間や方法は、これらの症状や患者様の希望に基づいて異なります。歯並びや咬み合わせに悩んでいる場合は、できるだけ早く矯正治療の専門医に相談することが重要です。

小児矯正を始める場合、来院間隔はどのくらいですか?

小児矯正を始める場合、通常は1~2ヶ月に一度の来院が必要です。生え変わりの経過観察の期間に関しては、通常は3~6ヶ月に一度の来院が推奨されています。
授業で笛を吹く場合、矯正装置が邪魔になることはありません。笛などを吹くときに矯正装置が不便であれば、装置を外すこともできます。また、楽器に影響を与えないような特殊な装置の選択も可能です。どのようなケースでも、担当医と相談して最適な対策を探せますので、安心してご相談下さい。

矯正装置の違和感やその他の影響で受験勉強に支障はないでしょうか?

全く心配ありません。受験に近づく時期では、快適な治療法を行ない、受験直前には一時的に装置を外して、受験が終わった後に再開することもできます。短期的な調整が可能です。

小児期の指しゃぶりが、歯並びにどんな影響を与えますか?

一般的に長期の指しゃぶりは、歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼし、開咬(奥歯が正しく咬み合っているのに前歯が咬み合わない状態)を引き起こし、発音や嚥下、出っ歯による口元の突出やあごの発育にも影響します。小児期の指しゃぶりに対する見解は、矯正歯科医、小児歯科医、小児科医、臨床心理士など専門家によって異なりますが、矯正歯科医の見解によれば、5歳を過ぎても指しゃぶりが続き、歯並びに悪影響がある場合、治療が必要です。小児期の指しゃぶりは通常4歳までに止められれば問題ありません。2~3歳頃までの指しゃぶりは生理的な現象ですが、5歳以降に続くと歯並びやあごの成長に悪影響を与える可能性が高まります。問題がある場合は、矯正歯科医院では外せる小児矯正装置や舌のトレーニングを行う治療が行われます。ご不安な場合は、専門医に相談してみてください。

小児矯正の治療期間はどれくらいかかるのでしょうか?

小児矯正は治療をスタートする時期や歯列の状態によって治療期間が異なります。通常、小児矯正は乳歯列から永久歯列に生え変わるまでの治療をいいますので、永久歯列に生え変わるのがおおよそ12歳位となっていますから、小児矯正治療をスタートした時期から1年半から3年位までと考えると分かりやすいと思います。
しかし歯列の状態や骨格的な要素も含まれるため、矯正治療専門医にご相談して頂きお子さまの状態に合った治療内容や期間の診断をお受けになるのが良いと思います。

小児矯正は歯磨きし辛くないでしょうか?

小児矯正は、主に取り外し式の矯正治療を行いますので歯磨きの問題はありません。
しかし小児矯正を始めるお子さまは、歯列不正があるため歯磨きが難しい状態なので矯正治療専門医院では、小児の歯列を整えることは当然ですが歯ブラシ指導も積極的に行って小児矯正治療中にむし歯にならないようにします。歯列も綺麗、むし歯なしが矯正治療専門医院の目標です。

小児矯正治療での痛みはありますか?

小児矯正装置を装着したときは、調整等の治療ごとに2~3日、歯を咬み合わせると軽い痛みがあることがありますが、小児期のお子さまは成人より歯が動きやすく骨自体が柔らかいため、小児期のうちは違和感や痛みは軽度のことが多く、またお子さまによっては全く痛くない方もいらっしゃいます。小児矯正治療中の痛みや違和感は個人差がありますが、小児期は非常に軽度のことが多いのであまり心配ありません。

小児矯正で永久歯を抜くことはありますか?

歯列不正が非常に重篤な場合、どうしても小児矯正治療だけでは対応が難しい場合、抜歯が必要になってしまうケースがまれにあります。しかし小児矯正治療では、あごの成長を促進させ永久歯のスペースを確保する治療がメインです。よって小児矯正治療の目標は「永久歯を抜かない」ことが第一の目標です。矯正歯科学会で発表したデータでは、小児矯正治療から始めた場合、約70%の方が非抜歯で治療が行えたとの報告があります。

矯正装置は目立ちますか?

まわりから装置が見えてしまうことで矯正をためらってしま方もいらっしゃいますが、小学生のうち(小児矯正治療)は、主に取り外し式の矯正装置で治療を行います。その装置の設計を見えないタイプにすることも可能です。またワイヤーが必要な場合、小学生でも歯の裏側からの矯正治療が可能です。子供(小児矯正治療)であっても大人同様に見えない矯正で歯列を整えることが可能です。ご安心ください。

成長期の子供に対して歯並びの影響はどのようなものでしょうか?

成長期の時期は、歯並び(歯列)が顎あごの成長に影響を与えます。歯列不正があると正しい位置で咬めず顎が曲がって成長してしまうことがあります。成長期の歯列不正は、歯だけの問題でなく顎やお顔の成長にも影響を与えます。こういった問題も小児矯正治療で対処します。

大人と子どもの矯正で方法は違いますか?

子どもの矯正の場合は、乳歯が残っている場合には使用します。
永久歯が生えそろう前には、顎の発達にアプローチすることが出来ます。
そこが成人矯正との大きな違いです。成人矯正では、全ての歯が生えそろっている場合に行なわれ、口腔内の健康・審美性を高めるために行ないます。
個々に合う治療法は、1度来院なさったときに判断いたしますので、ご相談下さい。

矯正装置をつけたままでむし歯の治療はできますか?

むし歯はできないことが望ましいですが、もしできてしまった場合、子供の時期の矯正装置は主に取り外し式装置が多いので矯正治療を継続したままでむし歯の治療が可能です。子供の矯正でも一部固定式の装置がありますが、その場合、必要があれば一時的に装置を撤去しむし歯の治療が終わってから矯正装置を再装着します。 この時の装置の再装着費用など、新たに発生する費用はありませんので、ご安心ください。